【留学トラブル】高校留学中に病気や怪我をしたらどうしたらいいの!?

カナダで体調が悪くなったら、どうしたらいいの?病院ってお金かかるんじゃ・・。

高校生

nekomimiさん

体調を崩すこともきっとあるよね。カナダの病院の制度は日本とちょっと違うから、困ったときにどうしたらいいか事前に知っておこう!

まずはここ!Walk in Clinic/ウォークインクリニック

日本だと、風邪かなと思ったら総合的に見てくれそうな内科に行って、なんだか鼻の調子が悪いと思ったら耳鼻科に行って、と自分でどの科にいくかを選んで受診ができますが、カナダではWalk In Clinicという小さな病院に行きます。
Walk inとは、予約なしで行くことで、救急でない限りは近くのクリニックで診察を受けます。クリニックの先生はどんな症状でも見てくれて、風邪やインフルエンザや物もらいなどなど、幅広く治療もしてくれます。

ただし、クリニックの先生が診察をして『これは専門家の診断・治療が必要だ』と判断した場合には、Specialist(スペシャリスト)と呼ばれる○○科の先生を紹介されます。

でも予約ができないので、待ち時間が長い!お休みをしないといけないくらい体調が悪くなる前に予防も大事。
日本語通訳を雇っている病院では、通訳さんを通して診断の予約が取れる場合もあります。

が!私の知る限りではバンクーバーとトロントのみなので、住んでいるエリアがそこからはちょっと遠い・・・という人は学校をお休み覚悟で行きましょう。

ちょっと重病・・?Specialist/専門科医

高校留学サポートをしてきて、専門科医に行くほどの病気をした学生はあまりいません。
まれに、乾燥で肌が荒れて使った化粧水が合わなくてさらに荒れて、皮膚科の専門科医に予約を取った学生がいたり、
冬の少し薄暗い時期が続いて、ディプレッション(うつ)に近い状態になって、学校に通学できなくなった学生が心理カウンセラーの先生と会ったことはありました。


カナダでは、心理カウンセラーさんとのカウンセリングは比較的一般的です。
家庭の問題や学校の問題、それこそホームシックで学校に行きたくなくなった。などでもお話をしてくれて、心が少しでも軽くなるようにお手伝いしてくれます。
最初はハードルが高いと感じるかもしれませんが、話してみるとカウンセリングというよりも日常会話のように気楽に話せるという人が多いです。

nekomimiさん

街によっては日本人のカウンセラーさんもいるし、スカイプカウンセリングをしてくれる方もいるよ。不安を話して心が軽くなるようなら、ぜひ一度カウンセリングを受けてみよう!

今すぐ病院へ!Emergency/救急

日本の救急外来を想像していくと、あれ?待ち時間がかなり長い・・となるかもしれません。
救急車で運ばれる場合はすぐに対応されますが、自分の足で救急に行くと4時間かかった~ということもありうるので、病状によってはクリニックに行くほうが早いかもしれません。(夜中などはどうしようもないかもしれませんが・・)

注意
エマージェンシーはお金が結構かかります!

最終的に保険でカバーされますが、それでも最初に支払いを求められることが多いです。


その日に支払いができない場合、お金を持って(もしくはカードを持って)戻ってきてねと言ってくれる場合もあります。
また、救急の場合、通訳さんをお願いする時間がない可能性もありますが、念のため近くの通訳会社の連絡先は保険証と一緒に控えておきましょう。

あるとやっぱり安心。医療通訳

日本語でも病院ってなんだか良くわからない!ってことありますよね。なのに英語で説明を受けるなんて不安…医療英語は長年カナダに住んでいてもわからない単語がたくさんあるので仕方ありません。
そんなときの強い味方が医療通訳さん。
通訳さんがいると1人じゃないし、日本語で不安なことも全部聞けるので安心です。
会社によっては、提携している病院で予約が取れたり、自分の近くの病院まで来てくれます。

保険によっては通訳代もカバーされるので、もしもの時のために通訳も保障される保険を選ぶのもいいですね。

これがないと留学不可。医療保険

通常は、高校入学時に州の保険へ加入します。

BC州:MSP
アルバータ州:AHCIP
オンタリオ州:OHIP

診察・治療・手術といった一般的な内容はすべてカバーされていますが、特殊な治療の場合は別途お金がかかります。

歯科治療・荷物の紛失・緊急時の両親の呼び寄せ・通訳依頼費などは、州の保険に含まれないため、希望の場合は海外旅行保険への加入しましょう!