学校に行くだけじゃ卒業できない?なにが必要?
カナダの学校では、日本の大学のように卒業に必要な単位を取らないといけません。
カナダBC州で高校を卒業するには、高校の3年間(Gr10~Gr12)の間に80単位取得する必要があります。
どの科目を取らないといけないのか、見てみましょう!!
- 10=高校1年生
- 11=高校2年生
- 12=高校3年生
- 1科目=4単位
必須科目【52単位】
英語:12単位
English 10
English 11
English 12
数学:8単位
Math 10
Math 11
社会:8単位
Social Studies 10
Social Studies 11
理科:8単位
Science 10(生物/化学/物理のいずれか)
Science 11
体育:4単位
Physical and Health Education 10
美術系もしくは技術系プログラム:4単位
Arts もしくは Applied Design, Skills, and Technologies 10/11/12
Career Education:8単位
Career-Life Education
Career-Life Connections(30時間のボランティア)
※将来についてプランを立てたり、今後社会に柔軟に適応するためのプログラム
Indigenous Studies:4単位
社会もしくは英語の単位として換算されます。
詳しくはこちら
選択科目【28単位】
好きな科目から7科目選べます。
ただし、Gr12レベルの単位を16単位(4科目)取らなくてはいけません。
English12が必須なので取っているとして、残りのGr12レベルの3科目はすでにGr11レベルまで取っている科目から選ぶ必要があります。
Gr10レベルまでしか受けていない科目のGr11レベルをスキップして、Gr12レベルだけ受講することは基本的にはできませんので注意!
カナダの高校に編入する場合
日本でGr10、Gr11を修了してからカナダの学校に編入すると、これまで日本で履修した科目をいくつか単位変換できるはずです。
入学してから、どの科目が変換できているかすぐに確認して、学校のアドバイザーさんにどの科目を履修すればスムーズに卒業ができるか相談しましょう。
アドバイザーさんは、たくさんの生徒さんの履修を見ているので、とても忙しいです。。お話できる機会は少ないと思って、聞かなくてはいけないことはしっかり用意すること!
また、自分でもなんの科目が必要なのか理解しておくことも大切ですよ。
単位が取りやすい選択科目
日本語
日本人でもJapaneseクラスを受講できます。国語とは違って簡単に感じられると思いますが、成績の良い科目が必要という場合には、取っておくのも良い方法です。
学校によっては授業を受けなくても、日本人学生にJapaneseという科目の単位をくれる場合がありますし、日本人以外の学生しかJapaneseクラスは受講できないけれど、ボランティアであれば参加+単位取得が可能という学校もありますので、要チェック!
Food(家庭科:調理)
全ての学校にあるこのFoodクラスは、授業の中で調理を行い、大きなテストはあまりない場合が多いです。
比較的簡単な授業で、英語力が低いな~という留学生も良い成績が得られるのでとても人気です。
ELLを取っている間にいくつか取れる通常の科目として、Foodからスタートすると◎
Photography
好みが分かれるかもしれませんが、写真を撮って、編集をするといった内容の科目です。それほど英語を話す機会はありませんが、成績も高めに取っている学生が多く、理科や社会などの難しい科目を取っている学期に一緒にとっているとホッと一息つけると評判です。
ELL(特別枠)
ELLの上のレベルで取得した単位を卒業単位に認めてくれる教育委員会もあります。カナダ人の学生と英語のクラスを取って卒業するのに不安がある人は、こういった制度のある教育委員会を選ぶのも良いかもしれません。
比較的田舎の方の教育委員会に多いですね!
成績は高い方が良い?
- 帰国生枠(帰国子女)で日本の大学受験
- カナダのカレッジ、大学受験
を考えている人、成績は高ければ高い方が◎!
特に人気校の人気学部の帰国生枠はオールAを目指した方が良いでしょう。
日本の高校を卒業するので、カナダで取る単位はそこまで重要じゃないという場合は、なるべく英語が伸ばせて楽しくお友達が作れる科目を履修するのも実りのある留学生活を送るのにおすすめです。
特に、日本の通信制高校に通っていて留学中という人は、日本の学校の宿題をする時間も必要なので、難しくて宿題の多すぎるような科目が多いと大変ですよ!